第901回 2月例会ご案内
日時 平成20年2月3日 第1日曜日 晴雨共
第一集合 JR京都駅八条口(新幹線側)観光バス乗り場 午前8時20分出発
第二集合 JR茨木駅前 午前9時15分出発
講師 西桂先生
日向進先生
解散 JR茨木駅前 午後6時45分頃
JR京都駅 午後7時半頃の予定
見学 播磨の庭園と文化財
○みとろ苑 加古川市上荘町見土呂
・書院建築、茶室 大正時代前期
書院大広間十五畳/広間十畳/三方に一間の畳廊下/広間北方に九畳の「滝の間」が隣接/大広間西方に四畳半台目の茶室「安閑庵」が隣接する。明石城主松平家の茶室を明治時代に移築したと伝える「明石の間」が広間東方流れの対岸にある。
・庭園、茶庭 大正時代前期 国登録文化財名勝
大広間北庭−池泉流水式庭園で回遊もできる。大小の滝石組、露出する岩盤をたくみに利用。流水は広間東側を南庭へと流れる。
大広間南庭−池泉観賞式庭園・西方から茶室西にかけて露地になっている。また東方は主屋に隣接する「明石の間」の露地が作られている。
○小河家別邸 三木市本町三丁目
・書院建築、附属建築 明治時代末期 国登録文化財
南北に長い敷地で1940平米の広大な別邸。北面に表門、南面に裏門がある。
主屋は南部にあり、式台の玄関/取次の間/西側に内玄関と寄付がある。
取次の間の東は台目幅の入側/入側の南へ十畳客座敷/奥は六畳書院上段の間。
座敷の西は八畳の間/中庭の南に離れ座敷/他に表門から西側に番人部屋/倉庫/女中部屋などが建ち並ぶ。
・主庭園/中庭/裏庭 明治時代末期 国登録文化財名勝
主庭園は池泉回遊式庭園。池泉は出入が多く、護岸石組は崩れ石組で、池中に岩島、石橋、石張りの反り橋が架かる。山あり谷あり、沢渡りあり、園路に変化があり、移り変わる景観を楽しめる。
○八瀬家 たつの市揖西町中垣内甲
・八瀬家住宅 江戸時代末期 市指定文化財
脇坂龍野藩の郷目付/西組大庄屋を勤めた豪農。東西に長く南面する。
東側は土間、居室は九間取りで東から、南側「南ノ間」「次ノ間」「上ノ間」、中通りは「奥ノ間」「中ノ間」「仏間」、北は「ダイドコ」「北ノ間」「ナンド」で、ナンドの西に茶室が出張っている。
屋根は茅葺寄棟、棟部分は本瓦葺で切妻、周囲の下屋庇も本瓦葺になっている。
・庭園 池泉観賞式庭園 江戸時代末期
上ノ間・次ノ間の南庭は平庭式枯山水で、山形石を中心に組まれている。
西部は池泉庭園で、軽い築山を造り、滝石組をする。下部は瓢箪型の池泉を穿ち、池中に中島(亀島)を造る。
会費 例会費並びに昼食費 5000円
臨時参加は 1000円増
バス代 3000円
(大学院生までは、学生証の提示により会費合計より500円引とします)
昼食は「みとろ苑」にてとります。
申込 1月29日(火曜)午後8時までに、電話又はFAXにて申し込んでください.
臨時参加者の氏名をお知らせください。
バス乗車が京都駅か茨木駅か、また自家用車でのご参加はそれぞれお知らせください。
※早めにお出かけください.
京都林泉協会事務局
〒 606-8325京都市左京区聖護院東町1番地
電話・ FAX 075―751―0905
|