第920回 9月例会ご案内
日時 平成21年9月6日 第1日曜日 午前8時15分集合・出発 晴雨共
集合 JR京都駅・八条口(新幹線側)貸切バス乗場
第二集合 近鉄橿原神宮前・中央口駅前広場 午前10時10分集合・出発
集合後、バスまで移動しますので、お早めにご参集ください。
講師 野村勘治氏 京都林泉協会副会長
解散 橿原神宮前に午後5時ごろ 京都駅には午後7時半ごろ
見学 奈良県南部・御所市・五條市・下市町の庭園と文化財
◎医王山・船宿寺 高野山真言宗 御所市五百家
行基菩薩がこの地に庵を建て、山上の船形の磐座に薬師如来を祀り船宿寺と名付けたのが、この寺の起こりと伝える。
・庭園 池泉回遊式 江戸時代中期
鶴亀蓬莱と思われるが、刈込みの植栽が多すぎて判定困難。背後の磐座を意識して作庭されているのかもしれない。
◎学品山・栄山寺 真言宗豊山派 五條市小島
養老3年(719)藤原武智麻呂の創建と伝える古刹。平安時代は藤原南家の氏寺として、広大な寺領を有し栄えていた。時代とともに衰退したが、貴重な文化財が残されている。
・八角円堂 奈良時代中期 国宝
武智麻呂の子仲麻呂が父母追善供養のため建立。天平宝字4年〜8年(760〜64)ころの建立と推定され、日本建築史上重要な位置を占める。
・梵鐘 平安時代前期 国宝
通高157.4cm、口径89cm強、延喜170年(917)の造立。池の間四面に陽刻された銘文は古来著名なもので、京都神護寺・宇治平等院の鐘と共に、平安時代三名鐘の一つ。
・石灯籠 鎌倉時代中期 重文
本堂正面に立つ六角型石灯籠。弘安7年(1284)の銘がある。
・七重石塔 鎌倉時代前期 重文
高さ333cm、凝灰岩製。軸部に金剛界四仏を薬研彫する。
◎至心山・願行寺 浄土真宗本願寺派 吉野郡下市町寺内
蓮如上人の創建になる由緒ある寺で、同派の別格寺とされ、旧末寺は七十余あり、下市御坊と称されている。
・庭園 枯山水 桃山時代 名勝
書院の南庭。本堂を背景に蓬莱の石組をし、枯池全体に栗石敷にする。二河白道をテーマに作庭されている。県下第一の枯山水。
会費 例会費並びに昼食費 5500円
臨時参加は 500円増
バス代 3000円
(大学院生までは、学生証の提示により会費合計より500円引とします)
昼食 栄山寺近く、季節野辺料理の店「よしの川」の別館「撫石庵」にて栄山寺弁当(2100円・会費に含む)で昼食。
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