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第925回 2月例会ご案内

日時  平成22年2月7日 第1日曜日 午前10時集合・出発 晴雨共(時間厳守)
集合  南海高野線 堺東駅 西口改札口前(進行方向の前方)
     ※集合後移動しますので、時間厳守願います。    
講師  齋藤忠一氏 京都林泉協会副会長
解散  南宗寺にて午後4時ごろの予定
見学  堺市の庭園と文化財
    ◎祥雲寺 堺市大町東四丁
     豪商谷正安の開基、沢庵宗彭を開山とする臨済宗大徳寺派の禅寺。
     ・庭園  枯山水  江戸初期  大阪府指定名勝
     第二次大戦の堺大空襲で壮大な伽藍が消失。昭和21年(1946)、一耕宗純が入山し再興に着手、庭園も再現整備された。大徳寺方丈前庭と構成で類似する点が多く、大徳寺の住職を務めた祥雲寺第二世の天祐紹果和尚の作と伝える。
    ◎海会寺  堺市南旅籠町東3丁
     草創は鎌倉時代末期に遡るが、元和年間(1615〜23)兵火に罹り荒廃した。南宗寺の沢庵和尚の門人であった看坊幽庵は、南宗寺の境内に海会寺を復興した。現在は寺地そのままに独立して、臨済宗東福寺派に属する禅寺。
     ・本堂・門廊  桃山時代  重文
     ・庫裏・仏間  江戸中期  重文
     元和(桃山時代)再興以来たびたび修理されてきた。本堂と門廊は建立当初の姿に復元されたが、庫裏と仏間は元文年間(江戸中期)の大改造のため、当初の姿の復元は不可能であった。
    ◎南宗寺  堺市南旅籠東三丁
     大永6年(1526)、大徳寺の住職古獄宗亘が堺の一小庵を南宗庵と改称したのが始まりと伝えられる、臨済宗大徳寺派の禅寺。元和元年(1615)の大阪夏の陣の兵火に合い、堂宇はことごとく灰燼に帰した。元和5年沢庵宗彭和尚が入って、現在地に移転して復興された。
     今次大戦の空襲で開山堂・実相庵・方丈・庫裏を焼失したが、10年後方丈と茶室実相庵は再建された。実相庵前に紹鴎遺愛「六地蔵石燈籠」と利休遺愛の「袈裟形手水鉢」が残されている。境内には武野紹鴎の墓碑、利休および三千家一門の墓碑がある。
     ・庭園  枯山水  江戸初期  名勝
     古田織部作庭の伝承あるが不詳。低い山畔に枯滝を組み、石橋を高く架け、大きく枯流れを引き栗石を敷く。空襲で荒廃したが、昭和35年(1960)に森蘊氏の指導で復元された。
     ・仏殿・甘露門(山門)・唐門  江戸初期  重文
会費  例会費並びに昼食費     5000円                    
     臨時参加は   500円増
          (大学院生までは、学生証の提示により会費合計より500円引とします)
昼食 美々卯・堺店にて「美々卯弁当」(1890円)で昼食をとります。
申込  2月2日(火曜)午後8時までに、FAXまたは電話にて申し込んでください。
     臨時参加は氏名を明記してください。           


     京都林泉協会事務局 
     〒 606-8325京都市左京区聖護院東町1番地
     電話・ FAX 075―751―0905