第944回 9月例会ご案内
日時 平成23年9月4日(第一日曜) 晴雨共 午前8時集合・出発 ※時間厳守
集合 JR京都駅八条口(新幹線側)貸切バスのりば
第二集合 9時55分集合 10時出発 新幹線岐阜羽島駅北口広場
解散 新幹線岐阜羽島駅 午後5時15分ごろ
京都駅午後7時半ごろの予定
講師 日向進先生 京都工芸繊維大学教授
齋藤忠一氏 京都林泉協会副会長
見学 美濃・多治見・春日井の庭園と文化財
◎正眼寺 岐阜県美濃加茂市伊深町
妙心寺の奥の院とも称される臨済宗妙心寺派の古刹で、天下の鬼叢林と呼ばれ、その修行のきびしさは全国に知られた禅の道場である。
・庭 園 昭和44年春竣工 重森三玲作庭
山門の左手、毒草窟(旧本堂)の西側にあり、聖観音立像を荘厳するための枯山水庭園である。観音像の背後に補陀落山(須弥山)の石組を、紫雲白雲の敷石上に、後光を放射状に敷いたモダンな枯山水庭園。
◎永保寺 岐阜県多治見市虎渓山町
夢窓国師が法弟の仏徳禅師を開山として開いた臨済宗南禅寺派の名刹。応仁の乱で兵火にかかり多数の建物が失われたが、観音閣(鎌倉後期・国宝)と開山堂(南北朝・国宝)は創建当時のまま残されている。
・庭 園 京都林泉協会推賞名園 鎌倉時代後期 名勝
この地は、領主土岐氏の浄土式庭園の園池があったと伝える。土岐氏は夢窓国師のために道場として提供した。国師は水月道場(観音閣)を建立し、無際橋を架けて、はん池に擬している。池泉は近年復元工事が行われ、美しくなった。しかし二つの国宝建築は修理中で、開山堂は大方終了しているが、観音閣はまだ足場がかかったままである。
◎内々神社 愛知県春日井市内津町
内々神社(うつつじんじゃ)は『延喜式神名帳』(927)にその名の見える古社である。景行天皇41年尾張連の祖、建稲種命(たけいなだねのみこと)を祀ったのにはじまったと伝えるが、天正年中兵火にかかり、社記一切を失ったため、詳細は不明である。
・本 殿 文化10年(1813)建立 県指定
本殿と拝殿をあいの間でつないだ権現造。世に名高い立川流の建築で、信州諏訪の名工、二代目立川富昌、富之、富方が10年の歳月をかけたと伝えている。拝殿向拝の海老虹梁や手挟、また拝殿の脇障子など、龍や獅子、鶴と亀など見事な彫刻がなされていて、参拝者を楽しませてくれる。
・庭 園 池泉観賞式 江戸時代初期 県指定名勝
本庭は本殿の背後にあり、縦長のほぼ円形に近い池で、中央に鶴島を設け、右手奥に鶴に向かって亀の出島を造り、滝を兼ねて石組し、山畔上部には蓬莱の石組をする。その上はるか上空を見上げると、一目で磐座とわかる巨岩がそそり立っていて、その巨岩を影向岩として巧みに庭園に取りいれている。池からの高さ約40m、天狗岩と通称されている。
もとはこの地にあった妙見寺の書院庭として作庭されたものと考えられているが、この件に関しては例会当日推考したい。
会費 例会費と昼食費、45人参加で 5500円
臨時参加は 1000円増
バス代 45人参加で 3500円
学生は臨時参加費無用
昼食 多治見市内、ホテル・マイルーム古窯にて「松花堂弁当」(1575円)で昼食をとります。
申込 8月27日(土曜)午後7時までに、電話またはFAXにて申し込んでください。
自家用車での参加、参加家族会員名、臨時参加者の氏名を明記ください。乗車希望・京都乗車または岐阜羽島乗車を明記してください。
京都林泉協会事務局
〒 606-8325京都市左京区聖護院東町1番地
電話・ FAX 075―751―0905
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