かつて林の中にばらばらに転がっていた石造残欠も整理され積み直されています。しかしまだまだ「ごけやもめ」のものもあります。「ごけやもめ」(佐々木先生は時代が同じで形式{宝塔と宝筐印塔のように}が違う石造を重ねたものをよくこのように表現されました)その中で、塔身に四方仏を彫出する層塔は仁治二年(1241)の年号を持ち、近江層塔の在銘では一番古いものです。